CTと核医学の装置を、最新の装置に更新しました。
CTは、東芝製Aquilion ONE 、320列の検出器を搭載した最新のMDCTです。一度に16cm幅をスキャンすることができ、空間分解能も時間分解能も、飛躍的に向上しました。また、ソフトウェアの進歩により被爆線量を最大で80%低減(従来の64列MDCTとの比較)することができます。冠動脈撮影は、全範囲を一度に撮影することが出来るため、一心拍で位置ズレのない高精細の画像が取得できます。全身検索では、ヘリカルスキャンの重なりを極力少なくし、被爆低減のソフトを使用することにより、低線量でも良好な画像を得ることができます。すべての部位において、高空間分解能・高時間分解の画像を低被爆で取得できますので、臨床的に非常に有用です。
尚、320列CTは、画像数(Slice数)が非常に多くなるため、すべてCD(DVD)にてのご提供となります。フィルム出力はできなくなりますので、ご了承ください。
また、核医学装置は、GE社製Discovery NM/CT 670を導入しました。
この装置は、小型で高精細の核医学検出器と、16ch MDCTを搭載したSPECT/CT 装置です。骨シンチなどでは、SPECT画像とCT画像を一度に取得し、重ね合わせることにより、集積のある部位がCT画像でどの部位に相当するのか、明確に把握することが出来ます。短時間で高精細のSPECT画像を低被爆で得ることが出来ます。
RIの画像も、すべてCD(DVD)にてのご提供となります。フィルム出力はできなくなりますので、ご了承ください。