
病院長あいさつ
このたび令和8年4月1日付で、公立学校共済組合東北中央病院の病院長を拝命いたしました上野義之と申します。田中靖久前院長をはじめとする多くのスタッフが長年にわたり築いてきた「心温かい信頼の医療」の実践による地域医療の歴史と伝統を受け継ぎ、その舵取りを担うこととなりましたことに、身の引き締まる思いでおります。
私は昭和62年に東北大学医学部を卒業し、東北大学大学院医学研究科第三内科(消化器・糖尿病・血液)において内科学を専攻いたしました。その後、米国メイヨークリニックにおいて研究および臨床に携わる機会を得て、世界的な視点から医学研究と最先端の医療について学びました。帰国後はJR仙台病院での勤務後に東北大学医学部で診療・研究・教育に従事し、さらに2011年より山形大学医学部内科学第二講座教授として消化器・肝臓病学の分野における臨床・研究・人材育成に取り組んでまいりました。また、山形大学では医学部長・医学研究科長を務め、大学病院の運営や医療人材の育成、地域医療との連携の推進に携わってまいりました。これまでの経験を生かし、本院のさらなる発展と地域医療の充実に貢献してまいりたいと考えております。
東北中央病院は、公立学校共済組合の医療機関として教職員の皆様の健康を支えるとともに、地域住民の皆様に質の高い医療を提供する重要な役割を担ってきました。地域の皆様にとって安心して受診できる医療機関であり続けること、そして地域医療の中核として信頼される存在であり続けることが、本院の大きな使命であると考えております。
近年、日本の医療は少子高齢化の進展や疾病構造の変化、医療技術の高度化などにより、大きな変革の時代を迎えています。こうした環境の中で医療機関に求められているのは、安全で質の高い医療を安定して提供するとともに、地域の医療機関や介護・福祉施設との連携を強化し、地域全体で患者さんを支える医療体制を構築することです。本院においても、急性期医療を中心とした専門的医療の充実を図るとともに、地域医療連携を一層推進し、切れ目のない医療の提供に努めてまいります。
医療の質と安全を守るためには、医師のみならず看護師、薬剤師、医療技術職、事務職員など、多職種が互いの専門性を尊重しながら協力する「チーム医療」が不可欠です。本院では、職員一人ひとりが誇りと使命感を持ち、それぞれの専門性を発揮できる環境を整えることで、患者さん中心の医療を実践してまいります。また、医療従事者が安心して働き続けられる職場環境を整備することも、持続可能な医療体制を築く上で極めて重要であると考えております。
私はこれまで、消化器病学を中心とした臨床研究にも取り組んでまいりました。医学は日々進歩しており、臨床現場で得られた知見を研究へとつなげることで、新たな診断法や治療法の開発が可能になります。本院においても、地域医療を基盤としながら、医療の質向上につながる臨床研究や医療人材の育成を推進し、地域医療と医学の発展の双方に寄与していきたいと考えております。
地域の皆様に信頼され、安心して受診していただける病院であり続けるためには、患者さんやご家族の声に真摯に耳を傾ける姿勢が何より大切です。私たちは常に患者さんの立場に立ち、温かく誠実な医療を提供することを基本理念として、地域の皆様に寄り添う医療を実践してまいります。
東北中央病院が、地域の皆様にとって「安心して相談できる病院」「信頼して医療を任せられる病院」であり続けるよう、職員一同力を合わせて努力してまいります。今後とも地域の皆様、関係医療機関の皆様、そして関係各位のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和8年4月
公立学校共済組合東北中央病院
病院長 上野 義之





















