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心温かい 信頼の医療

良質・適切・安全な医療の提供をいたします

部門紹介・薬剤部

概要

 薬剤部は薬剤師12名、薬剤助手3名で構成されています。
 業務内容について、外来、入院処方に対する調剤業務、注射薬調剤、薬剤管理指導及び病棟薬剤業務を含めた病棟業務、抗がん剤調製、製剤業務、医薬品情報の管理(DI)等「薬あるところに薬剤師ありき」で院内のあらゆるところに、そして薬剤師でなければできない仕事を粛々と行っています。そんな、薬剤部の業務について、ご紹介します。

調剤室

 院内処方で対応しています。適正な調剤を行うために、肝機能、腎機能等の10項目の検査値の推移を処方箋に記載し、調剤時に確認ができるようにしています。吸入薬など、適切に使用できないと治療効果が期待できない薬剤についても、実際にデモ器を使用し、説明を行います。また、お薬手帳を確認した際に、重複投与や、相互作用がないかも確認し、安心して治療に向き合っていただくようお手伝いをしています。

 

病棟業務

薬剤部  入院された患者さん全員を対象に服薬指導(薬剤管理指導)を行っています。新しく処方になった薬剤についての効果、副作用の説明は元より、インスリンや吸入薬等、使い方が治療に大きな影響を及ぼす薬剤も、説明も行います。ハイリスク薬については、特にモニタリングを面談時から行い、副作用の兆候が疑われた場合には、迅速に医師・看護師と連携し対応しています。患者さんが安心して、治療に臨んでいただけるよう、患者さん目線で対応しています。
 また、平成24年より病棟薬剤業務加算も算定し、入院患者さんの持参薬についても、重複は勿論、相互作用の確認、ポリファーマシー対策に取り組んでいます。 整形外科領域ではPBPM(事前に作成・合意したプロトコールに基づき、薬剤師が薬学的知識・技能の活用により、積極的に薬物治療に参画すること)を多く取り入れた業務を行っています。医師、看護師を対象に行ったアンケートの結果からも、薬剤師はチームに欠かせない一員として大きな存在と認識されています。尚、この取りくみについては、第67回山形県薬学大会において発表しています。
 当院は、包括ケア病棟があり、在宅支援の一環として移動することも珍しくありません。病棟が変わっても薬剤師の担当は変わりません。入院から退院まで責任をもってシームレスな薬剤管理指導業務を行っています。そのかいあってか、患者さんには「私の薬剤師さん」と認識していただき、相談したいことがあると声をかけていただける存在でもあります。

 

注射薬センター

薬剤部  外来調剤と同様に、肝機能、腎機能等10項目の検査値も確認し、処方箋を監査し、施用毎の個人セットで準備します。安全管理の面から施用はバーコードによる認証システムを用いて行います。

無菌調整(抗がん剤調製、TPNの調整)

薬剤部  抗がん剤に関しては、登録されたレジメンに基づき、処方監査を行い、ダブルチェックで準備から調製まで行います。払い出し時には、調製担当ではない薬剤師が、液量まで更にチェック!安全に、正確に投与するために、何度も確認して特化した安全管理を行っています。

医薬品情報室(DI室)

 当院医薬品に関する情報を収集・整理・蓄積し、必要時、医師を始めとするスタッフに情報提供を行っています。また、プレアボイド(※)についても、積極的に取り組んでおります。
 病棟薬剤業務の支援として、入院が決まった患者さんの薬剤情報を事前に持参薬報告として作成する業務も担当しております。それによって、治療上休薬が必要な薬剤など使用に注意を要する薬剤が入院前にはすでに確認されており、担当薬剤師が持参薬を確認する際の効率化に貢献し、更に医師からの指示が確認しやすく、治療が行うことができます。薬剤部が1チームであることを表す業務の一つです。

※副作用、相互作用、治療効果不十分などの患者様の不利益を回避できたり、早期に発見 したため大事に至らないようにすること。
薬物療法の安全を守ることができた事例や、経済的に貢献できた事例を「プレアボイド」と 称している。

~~日本病院薬剤師会HPより引用~~

チーム医療

薬剤部  栄養サポートチーム、褥瘡対策チームでは回診に同行し、チームの一員として、患者さんに寄り添った業務を行っております。薬の事で心配なことがあれば、いつでも声をかけてくださいます。

院内調剤について

当院では院内処方として病院でお薬をお渡しています。
院内処方には次のようなメリットがあります。
自己負担金額が少ない
院外の薬局に行く手間や時間が節約できる
カルテ確認が容易であるため、的確な服薬の説明を受けることができる

お薬について、何か心配な事がありましたら、いつでも声をかけてください。

終わりに

 受診に限らず、病院に来られた時に、以前担当した患者さんが、「あの時はお世話になってね」と声をかけてくださいます。「顔の見える薬剤師」として覚えてもらえた証として、モチベーションアップ。認めていただいた誇りです。けっして大きい病院ではありません。だからこそ、患者さんのためにできる事を考えます。パラメディカルとのカンファレンスを重ね、そして、退院の日を迎えます。考えることは無駄ではありません。成長につながります。やりがいは折り紙つきです。見学はいつでもウェルカムです。ぜひ、お問い合わせください。

部門紹介