当院の血管撮影室では主に冠動脈造影、経皮的冠動脈インターベンション (PCI)、ペースメーカーの埋め込み・交換など、循環器科の検査や治療を行っております。 冠動脈造影は、手首や足の付け根の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入して、心臓を栄養する冠動脈という血管の根本まで進めて、そこから造影剤を注入しながら撮影し冠動脈の評価を行います。冠動脈が狭くなっていたり閉塞している場合はバルーンカテーテルで拡張したり、ステントを挿入するなどを行い、冠動脈の血流を改善させる治療(PCI)を行います。
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治療前 | 治療後 |
令和7年5月に血管撮影装置を「X線循環器診断システム Alphenix INFX-8000C(Canon社製)」に更新しました。高画質・低被ばくを実現するためにX線の発生からモニター表示までの全てが前機種からフルモデルチェンジされました。様々な機能を有しており、検査精度の向上、放射線被ばくの低減、検査時間の短縮が期待されます。