当院リハビリテーション室は医師の指示のもと患者様の急性期から積極的に開始し早期離床を促し自立した生活を送れるように心がけています。また、安心に退院できるように地域包括ケア病棟もあり医師、看護師、理学療法士、作業療法士やその他の医療スタッフでカンファレンスを行いながら退院の支援を行っています。整形外科をはじめ外科の術後、内科の治療後、呼吸器の疾患など多岐にわたりリハビリを提供しています。
~リハビリテーション室より~
■リハビリテーション室の体制
理学療法士、作業療法士が在籍し、脊椎(腰・頚)の疾患に積極的に取り組んでおります。当院で実施するリハビリテーション(以下リハビリ)の約80%が腰・頚の疾患であり、その大半が腰部脊柱管狭窄症の患者様です。患者様の更なる機能向上を目指して、術前からリハビリ介入し、患者様と関わる機会を設けています。術後も早期(術後1日目)から関わり早期退院へ繋がるよう介入しています。また、2010年7月より対象となる患者様につきましては毎週土曜日のリハビリも行っております。
【施設基準】
・脳血管疾患等Ⅰ
・廃用症候群Ⅰ
・運動器疾患Ⅰ
当院は急性期病院として機能し、上記施設基準を取っております。整形外科疾患に関わらず、消化器疾患・呼吸器疾患・循環器疾患を基とした廃用症候群など、多岐に渡る患者様へのリハビリが提供できるよう体制を整えております。
また、チーム医療を心掛けており、リハビリカンファレンスの場を設け、医師、看護師、リハビリスタッフ、薬剤師、栄養士、MSW(メディカルソーシャルワーカー)と患者様の情報提供・共有し、チームアプローチとして、より充実した医療を提供出来るよう努めております。
2022年9月より外科医師を中心に、入院中のがん患者さんに対するリハビリテーション(がんリハ)を立ち上げました。現在、医師2名、看護師2名、リハビリスタッフ8名が連携し、がんリハビリテーションチームとして対応しています。急性期の方から終末期の方まで、外科、呼吸器、消化器のがん患者さん一人ひとりの体調に合わせつつ、より安心安全なリハビリを提供します。