急性期治療が終了し、症状が安定した患者さまに対して、リハビリや退院支援等を効率的かつ 高密度に行う病棟を言います。厳しい施設基準をクリアし、国から許可を受けた「在宅復帰支援のための病棟」です。 入院期間は急性期治療終了後、最大60日間入院が可能ですが、それ以降は退院が原則となります。
■入院・転棟(移動)の対象となる患者さまは?
①入院治療により症状は安定したが、在宅に戻るにはもう少し経過観察が必要な方。
②入院治療により症状が安定し、在宅復帰に向けてリハビリテ-ションが必要な方。
③自宅または施設での療養生活に準備が必要な方。
④検査入院となる方。
⑤その他主治医が必要と認めた方。
★1入院中の患者さまで、上記に当てはまる方には「地域包括ケア病棟」を提案させていただきます。 ご了解いただけた場合に移動(転棟)して継続入院となります。入院中に病棟が移動になることに よって環境が変わることは大変と存じますが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
★2地域包括ケア病棟へ移動(転棟)後、病状に変化があり 検査・治療等が必要と判断された場合は、一般病棟へお戻りいただく場合もあります。
■地域包括ケア病棟に入院・転棟(移動)すると?
「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・管理栄養士 ・医療ソ-シャルワ-カ-等が協力して、在宅復帰の支援を行っていきます。必要時、 外部の関係者(介護担当者など)とも連携を図っていきます。
■入院費について
保険診療上、定められた入院費「地域包括ケア病棟入院料2」を算定します。
一般病棟からの転棟の場合、患者さんの「診断群分類」及び入院日からの経過日数によって、転棟後一定期間は地域包括ケア病棟入院料ではなく、包括評価支払制度(DPC/PDPS)に基づいて算定されることもあります。
食事負担額、保険外費用(病衣料、室料差額など)は、別途ご負担いただきます。
■ご相談・お問い合わせ
内容についてのご質問は、病棟看護師長または医療ソ-シャルワ-カ-までお尋ねください。