■マンモグラフィとは
女性のがん罹患率は、乳がんが第1位だとご存知でしょうか?
日本人女性が乳がんになる割合は、20人に1人と驚くほど高いです。
乳がんも、治療後の生活の質や生存率から早期発見が重要です。
乳がんは自分で検査ができるがんとして自己触診が推奨されていますが、マンモグラフィでは、触知できない乳がんや、がんの存在を示す石灰化像などを見つけることができます。周囲の正常な組織を巻き込む前の早期発見も可能です。
当院のデータでは、検診で見つかった乳がんの82.7%が早期がんで、外来で受診された方の49.6%に比べ約1.7倍となっています。検診の有効性がわかります。
マンモグラフィでは、乳房を2枚の板で挟み圧迫します。乳房の厚みを均一にして乳房内を見やすくし、また、組織同士の重なりを拡げる効果もあります。更に乳房を薄くする事で、X線の被曝を減らす事ができます。痛みを感じる方も多いと思いますが、できるだけ苦痛なく受けて頂けますよう心がけております。
2008年6月にマンモグラフィ撮影装置をデジタルマンモグラフィに更新しました。これは、従来のアナログフィルム画像に比べ、より高精細な画像が得られ、微細な陰影、微細石灰化像が明瞭に捉えることが出来ます。
撮影は4人の女性技師のみで行っております。また、全ての女性技師がマンモグラフィ認定技師の資格を取得しております。
マンモグラフィ用の検査着の作成や、カーテンで囲む事で患者様と女性技師のみの空間を作ることで患者様のプライバシーを守るようにしています。