■RI検査とは
RI(Radio Isotope)検査は別名、核医学検査と呼ばれます。
RI検査では放射線を出す薬を少量注射して、その薬の動きや集まり具合を体の外から撮影することで画像にしています。この薬は検査の目的や部位によって様々で、投与量も変わります。放射線を出すと言っても、短時間で減衰する薬を使用しており、副作用もほとんどありませんのでご安心ください。
当院では2015年7月よりGE社製のSPECT-CT装置を導入致しました。この装置の特徴は、RI検査の装置とCT装置が一体となっているところです。体を動かすことなく二つの撮影ができるので、RIの画像とCTの画像を正確に重ね合わせることができ、とても有用な検査となります。頭部の検査では主に血流状態を観察でき、脳血管障害やアルツハイマーの検査に用いられます。心臓の検査では、心電図と同期することで心臓の動きを再現した画像を得ることができ、心筋梗塞の治療に役立ちます。
検査の中には飲食制限があるものや、薬を注射してから数時間後に撮影する検査、時間を置いて2回撮影する検査もありますので、予約の際にしっかり確認して頂きますようにお願い致します。また、放射線科でもご説明致しますので、気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。